ルーク・バー・ア・ムーテが1年契約で再びクリッパーズへ
ファイナル進出まであと一歩のところだったヒューストン・ロケッツのロスターから、有力なフォワードが2人も離脱することとなった。
ESPNによると、フォワードのルーク・バー・ア・ムーテが現地9日にロサンゼルス・クリッパーズとの契約に合意。契約内容は1年/430万ドルだという。
昨オフにロケッツと1年契約を結んだバー・ア・ムーテは、61試合で7.5得点、1.2スティールを平均。複数のポジションにスイッチできるウィングとして守備やオフボールオフェンスで大貢献しつつ、レギュラーシーズンではスリーの調子も良かったが、ポストシーズン開幕直前に肩を負傷してからはまったくショットを決められなくなり、プレイオフで同じパフォーマンスを見せることができなかった。なおLMAMは、2015年から2017年の2シーズンをクリッパーズでプレイしている。
▼LMAMの2017-18ハイライト
今オフのロケッツはLMAMの他にも、トレバー・アリーザが1年/1500万ドルの契約でフェニックス・サンズへと移籍。LMAMもアリーザも昨季チームのアイデンティティだったオールスイッチ・ディフェンスで重要な役割を担っていたので、もう一度同じ布陣でウォリアーズにチャレンジしたかったロケッツにとって、2人の離脱は大打撃と言える。
加えて、制限付きFAとなっているクリント・カペラとの契約交渉も、なかなか前に進んでいない様子。もし今夏に満足のいくオファーがロケッツから得られなかった場合、カペラは340万ドルのクオリファイング・オファーで来季をプレイして、多くのチームにキャップスペースの余裕ができる2019年夏に無制限FAになることも視野に入れているという。
今夏ロケッツの動きとしては、ジェラルド・グリーンと1年の再契約を結んだ他、ガードのマイケル・カーター・ウィリアムズをミニマム契約で獲得。また報道によれば、サンダーから放出(トレードもしくはバイアウト)されるとの見方が強くなっているカーメロ・アンソニーの獲得も検討しているようだ。
一方で今オフのクリッパーズは、エイブリー・ブラッドリーと2年/2500万ドルで再契約を結び、さらにフォワードのマイク・スコットと1年/190万ドルで契約。古巣復帰となるLMAMは、トバイアス・ハリスやダニーロ・ガリナリのバックアップを務めることになりそうだ。
参考記事:「ESPN」