ティム・ダンカンが現役引退
2016年7月11日、サンアントニオ・スパーズのティム・ダンカンが、NBAからの現役引退を発表した。
1997年のNBAデビューから、19シーズンにわたりスパーズ一筋でプレーし、チームを19年連続のプレーオフ進出、5度のNBA制覇へと牽引。ルーキー・オブ・ザ・イヤーにはじまり、MVP2回、ファイナルMVP3回、オールスター15回、オールNBAチーム15回など、歴代屈指のビッグマンとして数々のアワードを受賞した。ダンカン在籍中にスパーズが記録した勝率71%は、19年のスパンにおいてNBA史上最高、および過去19年間の米4大プロスポーツ(NBA、NFL、NHL、MLB)おける最高記録となる。
そんなレジェンドが、特別記者会見を開くこともなく、エッセーや声明文を出すことさえせず、そっと静かにリーグを去った。実にダンカンらしい。
「わかってはいたが、それでも今回のニュースには心を動かされた。彼と共に14シーズンをプレーできたのは、最高に光栄だ!」
– マヌ・ジノビリ
「おめでとう、TD #19年 #GoSpursGo」
– コービー・ブライアント
コービー・ブライアントとはまるで正反対の引退発表となったダンカンだが、2人ともそれぞれにぴったりの最後だったと思う。来季からコービーとダンカンがNBAにいない、というのはまだ実感がわかない。
Image by Geoff Livingston
ソース:「NBA」