【CLE-TOR第3戦】キャブスが3連勝でシリーズ王手
現地5日にエア・カナダ・センターで行われたトロント・ラプターズ対クリーブランド・キャバリアーズのカンファレンス・セミファイナル第3戦は、キャブスが最終ピリオドを36-17で圧倒してラプターズを撃破。シリーズを3勝0敗とし、3年連続でのカンファレンスファイナル進出に王手をかけた。
この日の試合は、フロアリーダーのカイル・ラウリーが怪我で不在の中、第3Q終了時点で79-77の2点差と、ホームで接戦に持ち込んだラプターズだったが、第4Qに入ってからキャブスのオフェンスが大爆発。キャブスは第4Q開始からレブロン・ジェイムス+セカンドユニットのラインアップで20-3のランを仕掛けて一気に19点リードを奪取すると、カイリー・アービングとケビン・ラブのスター2選手をフロアに戻すことなく、余力を残したままラプターズをねじ伏せた。
▼レブロンは左手も絶好調
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
CLE | 28 | 21 | 30 | 36 | 115 |
TOR | 24 | 28 | 25 | 17 | 94 |
シリーズスウィープまであと1勝に迫ったキャブスは、レブロンが16本中15本のフリースローを成功させて35得点、8リバウンド、7アシストを記録。アービングとラブがそれぞれ16得点をマークした他、終盤での猛攻撃の引き金となったカイル・コーバーが6本中4本のスリーを沈めて14得点をあげている。
▼レブロンvsデローザン
3連敗で後がなくなったラプターズは、デマー・デローザンがついに好パフォーマンスを見せ、プレーオフ自己最多となる37得点を獲得。さらにヨナス・バランチュナスが19得点、ノーマン・パウエルが13得点、サージ・イバカが12得点と、スターターが奮闘したものの、ラウリー欠場で手薄になったベンチが活躍できず、デローザンがフロアにいなかった第4Q開始数分でキャブスに流れをもっていかれてしまった。
3PとFT
キャブスとラプターズのシリーズで最も大きな差が出ているのは、スリーポイントショットとフリースローだ。第3戦までの3試合で、キャブスがスリー90本中45本、フリースロー91本中73本を決めているのに対し、ラプターズはスリー61本中17本とフリースロー56本中47本。フィールドゴールアテンプト数自体は266本-236本でラプターズが上回っているものの、合計得点では356-302とキャブスが圧倒している。
シリーズ第4戦は、現地7日に再びトロントで行われる。
ボックススコア:「NBA」