2021年1月のNBA月間賞:海外出身センター2人が今季第1号のプレイヤーズ・オブ・ザ・マンス
NBAは現地2月2日、2020-21シーズン12月/1月のプレイヤーズ・オブ・ザ・マンス(月間最優秀選手)、並びにルーキー・オブ・ザ・マンス(月間最優秀新人選手)を発表した。
・イースト:ジョエル・エンビード
イースタンカンファレンスでは、フィラデルフィア・76ersのジョエル・エンビードが2019年1月以来2年ぶりかつキャリア2度目の受賞を果たした。
今季が5年目のエンビードは、2020-21シーズン12月~1月に出場した16試合で28.3得点(リーグ4位)、11.1リバウンド、2.8アシスト、1.3ブロックを平均。76ersはエンビードがプレイした16試合で、14勝2敗を記録している(シーズン通算で15勝6敗)。
シクサーズの選手がプレイヤーズ・オブ・ザ・マンスに複数回選出されたのは、アレン・アイバーソン(4回)、ジュリアス・アービング(3回)、チャールズ・バークレー(2回)、モーゼス・マローン(2回)に次いで、エンビードが球団史上5人目だ。
・ウェスト:ニコラ・ヨキッチ
ウェスタンカンファレンスでは、デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチがキャリア初のプレイヤーズ・オブ・ザ・マンスを受賞。ナゲッツの選手が同賞に選出されたのは、2009年11月のカーメロ・アンソニー以来初で実に12年ぶりとなる。
12月~1月のヨキッチは、57.4%/38.4%/83.6%のシューティングスプリットから26.8得点、11.8リバウンド、8.6アシストという、センターポジションとしては異例の数字を平均。
出場した20試合すべてでダブルダブル、その内の5試合でトリプルダブルを達成し、1月31日のユタ・ジャズ戦では自己キャリア最多タイとなる47得点をマークした。
なおセンターポジションの2選手が同時に月間最優秀選手に輝くのは、2006年11月のドワイト・ハワードとヤオ・ミン以来15年ぶりとのこと。ビッグマンの時代が再来か?
ルーキーズ・オブ・ザ・マンス
今季一発目の月間最優秀新人賞には、シャーロット・ホーネッツのラメロ・ボールと、サクラメント・キングスのタイリース・ハリバートンが選出された。
2020年ドラフト3位指名のボールは、12月~1月の20試合でベンチ出場から12.2得点、5.9リバウンド、6.1アシスト(ルーキー最多)、1.4スティールを平均。
兄のロンゾ・ボールと同じく、スリーやフリースローなどシューティング面が不安定なものの、パスセンスやコートビジョンが新人とは思えないほどずば抜けており、1月9日のアトランタ・ホークス戦では22得点、12リバウンド、11アシストをマークして、NBA史上最年少でのトリプルダブルを達成している。
12位指名でキングスに入団したハリバートンは、1月までの開幕17試合で10.7得点、3.8リバウンド、5.4アシスト、1.1スティールを平均。スリー成功率では41.7%と高水準の数字を記録し、1年目からキングスのコアメンバーの一人として活躍している。
参考記事:「NBA」