2021年3月のNBA月間賞:ハーデンとヨキッチが今季2度目の受賞
NBAでは現地4月1日、2020-21シーズン3月のプレイヤーズ・オブ・ザ・マンス(月間最優秀選手)、並びにルーキー・オブ・ザ・マンス(月間最優秀新人選手)が発表された。
・イースト:ジェイムス・ハーデン
イースタンカンファレンスからは、ブルックリン・ネッツのジェイムス・ハーデンが2月に続いて移籍後2度目、通算11回目のプレイヤーズ・オブ・ザ・マンスに選出された。
3月のハーデンは、12試合の出場で27.9得点、9.8リバウンド、11.5アシスト(リーグ2位)を平均。スリー成功率25.8%とシューティングがスランプ気味だったものの、フリースローを稼いで効率良く得点をあげつつ、ポイントガードとして見事な指揮力を発揮し、先月のネッツを月間11勝1敗に導いた。
チームによると、2カ月連続で同賞に輝くのは、球団史上でハーデンが初とのこと。ハーデンはジェイソン・キッド(2回)、ケニオン・マーティン、ビンス・カーター(3回)に次いで、歴代ネッツで4人目のプレイヤーズ・オブ・ザ・マンスとなる。
・ウェスト:ニコラ・ヨキッチ
ウェスタンカンファレンスでは、デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチが今季2度目の選出を果たした。
先月のヨキッチは、14試合で27.1得点、11.4リバウンド、8.4アシストを平均し、ナゲッツを月間11勝3敗に牽引。どの間に4回のトリプルダブルを記録するなど、センターポジションの選手として前例のないオールラウンドな活躍を続けている。
なお同じシーズンにプレイヤーズ・オブ・ザ・マンスを2回受賞するのは、ナゲッツ史上で今季のヨキッチが初。キャリア通算でもナゲッツから複数回の選出を果たしたのはヨキッチの他、カーメロ・アンソニー(2回)とアレックス・イングリッシュ(3回)の2人しかいない。
現地4月1日の時点で、ナゲッツは30勝18敗。ついにウェスト4位のレイカーズに並んだ。
ルーキーズ・オブ・ザ・マンス
3月の新人賞は、シャーロット・ホーネッツのラメロ・ボールと、ミネソタ・ティンバーウルブズのアンソニー・エドワーズが獲得した。
ボールは右手首骨折により先月8試合しか出場していないものの、18.5得点、5.3リバウンド、5.4アシストと優秀な成績を残し、3カ月連続での受賞達成。今季の新人王レースを独走状態だったが、残念ながらこのままシーズン全休となる見込みだ。
初受賞となった2020年ドラフト1位のエドワーズは13試合で24.3得点、5.5リバウンド、2.3アシストを平均。ウルブズの選手がルーキーズ・オブ・ザ・マンスに選出されたのは、2015-16シーズンに同賞を総なめしたカール・アンソニー・タウンズ以来となる。
ラメロ・ボールの戦線離脱により、今季の新人王レースは大混戦となりそう。
参考記事:「NBA」