ルディ・ゴベア、今季マブス相手にFG成功率100%をキープ
オールNBAセンターのルディ・ゴベアが、再びマブスのインサイドを完全に支配した。
現地10日、ゴベアはアメリカン・エアラインズ・センターで行われたダラス・マーベリックス戦で、FG7本中7本の成功から17得点/16リバウンドのダブルダブルをマーク。巨体を活かしたスクリーンからのリムランでダンクを叩き込みまくり、マブスのビッグたちを圧倒した。
ゴベアは1月25日に行われた前回のマブスとの対戦でもフィールドゴール8本すべてを成功させ、22得点/17リバウンド/5ブロックで大暴れ。今シーズンのマブスとの2試合では1本もショットもミスしていない(15本中15本成功で、その内の11本がダンク)。
▼2019-20ゴベア、vsマブスのショットチャートが美しい
この日のジャズはゴベアの他、ジョーダン・クラークソンがチームハイの25得点、8アシストで活躍。ドノバン・ミッチェルとボヤン・ボグダノビッチがそれぞれ23得点をマークしている。
ボヤン
先日のブザービーターと言い、ボヤン・ボグダノビッチが絶好調。同日のマブス戦第2Qではクリスタプス・ポルジンギスに対してトリッキーなプレイを仕掛け、SNSで話題になった。
▼スロー
一見意味のないプレイにも思えるが、ポルジンギスの意表を突くことでコーナーから脱出する役には立ったはず。その後のアシストは見事だった。
ホームで勝てないマブス
敗れたマブスは、ティム・ハーダウェイJr.がシーズンハイの33得点、クリスタプス・ポルジンギスが28得点で奮闘。1月末に再び足首を負傷したルカ・ドンチッチは7試合連続で欠場となり、その間のマブスは3勝4敗で負け越している。
今季マブスは2月11日の時点で32勝22敗。4年ぶりのプレイオフ進出が余裕で狙えそうなポジションにいるが、とにかく本拠地での試合に弱い。
アウェイでは18勝8敗(レイカーズに次ぐウェスト2位)の好成績をあげているものの、ホームでは14勝14敗のイーブン。なぜかアウェイで勝てない76ersと真逆だ。今季のプレイオフチームでホームよりもアウェイ勝率が高いのは、16チーム中でマブスとレイカーズの2チームのみとなっている。
なお今季のドンチッチは43試合で28.8得点、9.5リバウンド、8.7アシストを平均。年明けの時点では、今季オールNBAファースト・チーム選出は確実かと思っていたが、1月以降のデイミアン・リラードの活躍ぶりを考えると、少し危うくなってきた印象だ。
もし今季のドンチッチがオールNBAファースト・チームに選ばれれば、デビュー2年目の選手として2000年のティム・ダンカン以来の快挙となる。ちなみにダンカンは、ルーキーシーズンから8年連続でファーストチーム選出という伝説を作った。
ボックススコア:「NBA」