【ECF第2戦】レブロンの大活躍でアービング不在のキャブスがホークスに圧勝
現地22日に行われたクリーブランド・キャバリアーズ対アトランタ・ホークスのイースタンカンファレンスファイナルの第2戦は、レブロン・ジェイムスが圧巻のゲームメイクでチームを牽引。カイリー・アービングの不在をもろともせず、キャブスが第3Q終了までに18点リードを奪ってホークスを叩きのめし、敵地で2連勝を収めた。
この日のキャブスは、第2Q終盤にレブロンの絶妙なキックアウトパスやクロスコートパスからスリーを連発。このオフェンスパターンが機能し始めると、キャブスは止められなくなる。5点リードで迎えた第3Qでも、レブロンがホークスのディフェンスを引きつけ、ワイドオープンのシューターにアシストを出すという形で得点を積み重ね、主導権を完全に掌握した。
▼抜群のコートビジョン
(via goran_dragic)
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
CLE | 26 | 28 | 30 | 10 | 94 |
ATL | 21 | 28 | 17 | 16 | 82 |
レブロンは第2戦で30得点、11アシスト、9リバウンドを記録。プレーオフ通算74回目の30得点ゲームを達成し、ジェリー・ウェストと並んで歴代4位タイとなった。プレーオフでレブロンよりも多くの30得点ゲームを達成した選手は、マイケル・ジョーダン(109回)、コービー・ブライアント(88回)、カリーム・アブドゥル=ジャバー(75回)のみ。
▼レブロン・ジェイムス、第2戦ハイライト
ロールプレーヤーがステップアップ
第1戦では、J.R.スミスが28得点で勝利に大貢献。アービング抜きで迎えた第2戦は、イマン・シャンパートがステップアップし、レブロンのパスから6本中4本のスリーを成功させて16得点を挙げた。
他にも、トリスタン・トンプソンが17リバウンド、ジェイムス・ジョーンズがスリー3本を含む9得点を獲得。キャブスはスリー成功数12対6、リバウンド数47対39でホークスを圧倒した。
ホークスのオフェンス
2試合連続で90点以下に抑えられる結果となったホークス。特に第3Qの調子が悪く、第1戦は16点、第2戦でも17点にとどまり、ここでキャブスに流れを奪われるパターンが続いている。
この日は、ベンチ出場のデニス・シュローダーがチームハイの13得点を記録。スターター5人は合計で46得点しか挙げていない。第1戦でFG成功率27.3%の13得点だったポール・ミルサップは、第2戦でも精彩を欠き、フィールドゴール8本中2本成功の4得点に終わった。
カンファレンスファイナル2試合でのホークスのスリーポイント成功数は、49本中わずか10本(キャブスは56本中22本)。さらにミドルレンジシュートの成功率も、シリーズ合計で30本中10本の33.3%というスランプに陥っている。
怪我
ホークスは、前の試合で左膝を負傷したデマーレ・キャロルが怪我をおして第2戦にスターター出場したものの、やはり本調子からは程遠かった。34分間でフィールドゴール6本中2本の6得点に終わり、レブロンとのマッチアップにも苦しんだ。
また試合後半には、カイル・コーバーが右足を捻挫して途中退場。さらにアル・ホーフォードも第4Q開始直後に膝を痛め、スタッフに肩を借りながら一時ベンチに下がるアクシデントがあった(その後まもなく復帰)。
一方のキャブスは、両足を負傷中のアービングが欠場。第3戦への出場も今のところ未定だ。
これでホークスは、0勝2敗で敵地入りという最悪の展開に。これまでに0-2のビハインドから逆転した例は、268プレーオフシリーズ中16回だけだ。現地24日に行われる第3戦は、ホークスにとってマストウィンゲームとなる。
Image via YouTube/NBA
参考記事:「ESPN」