レイ・アレンが現役引退
現地11月1日、レイ・アレンがThe Players Tribuneに「Letter to My Younger Self」(若かりし頃の自分へ)というタイトルのエッセイを公開し、NBAからの引退を正式に発表。今年のオフシーズンには複数のチームからオファーを受け、復帰も検討していたそうだが、ついにプロとしてのバスケットボール人生に別れを告げる決断をした。
「バスケットボールから引退する41歳の男として、一片の悔いもない男として、君にこの手紙を書いている」
– レイ・アレン
アレンはNBAでの18シーズンで、18.9得点、3P成功率40%を平均。2008年にビッグ・スリーのボストン・セルティックスで初優勝を果たし、2013年にマイアミ・ヒートの一員として2つ目のチャンピオンシップリングを獲得した。アレンは歴代屈指のシューターとしてキャリア終盤まで大活躍を続け、レギュラーシーズン(2973本)とプレーオフ(385本)の両方で通算スリー成功数のNBA最多記録を保持してる。
▼レイ・アレンのキャリア3P成功数と功績
「高校生になった君が全国的に注目され始める時、『レイのジャンプショットは神からの贈り物だ』などと言われることもあるだろう。いいか、神様は君が次のジャンプショットを沈めるかどうかなんて気にしちゃいない。人生において、神様はさまざまなものを与えてくれるが、ジャンプショットは与えてくれない。それは努力によってのみ得られるものだ」
– レイ・アレン
2013年NBAファイナル第6戦、試合は第4Q残り時間10秒でスパーズの3点リード。レブロン・ジェイムスのスリーが外れるも、クリス・ボッシュがオフェンスリバウンドをもぎ取り、コーナーにいたアレンにキックアウト…。「BANG!!!」 残り5秒でアレンが決めた同点のスリーは、シリーズ2勝3敗で崖っぷちだったヒートのシーズンを救い、2連覇達成につながった。
NBAファイナル史上で最も印象的なショットの一つだ。
「バスケットボール史上最高のシューター、レイ・アレンの素晴らしいキャリアに心からの祝福を!」
– ステファン・カリー
Image by Keith Allison
ソース:「The Players Tribune」